Category カテゴリーから探す

  1. Home
  2. >
  3. 「コンタクトレンズの洗浄...
「コンタクトレンズの洗浄液の種類とケア方法」

「コンタクトレンズの洗浄液の種類とケア方法」

2weekタイプのコンタクトレンズは、毎日使い終わった後にレンズの洗浄を必ずしなければなりません。レンズの洗浄は、目の健康を守るためにはとても大切なことです。そんな洗浄に使う「洗浄液」にいくつか種類があることはご存じですか? この記事では、ソフトコンタクトレンズに使う洗浄液の種類と、それぞれの洗浄の仕方について、解説していきます。

2022.12.16

ソフトコンタクトレンズで使える洗浄液の選び方

まず、ケアについて簡単に紹介します。洗浄の方法は、洗浄液を選ぶうえでも関わってくることなので、覚えておきましょう。

レンズの洗浄方法

レンズを外した後の基本的な洗浄の手順は、以下の通りです。

①こすり洗い
②すすぎ
③消毒

レンズを外したら、まずは手のひらでレンズをこすって洗います。洗浄液をたらし、指の腹で優しくこするように洗いましょう。こすり洗いが終わったら、洗浄液をかけてレンズをすすぎます。十分にすすいだら、レンズをケースに入れ、保存液で満たし消毒。一定時間経てば消毒が完了です。

これが、レンズ洗浄の基本的な流れです。

洗浄液は、大きく3つの種類に分けられます。洗浄液の種類によって洗浄の方法が少しずつ異なるので、注意してください。では、それぞれ一つずつ、詳しく紹介します。

MPS

MPSとは、「マルチ・パーパス・ソリューション」の略称で、洗浄、すすぎ、消毒を1本でできるタイプです。

MPSを手のひらに数滴たらしてこすり、洗い終わったらレンズにMPSをかけてすすぎます。保存ケースの中にMPSを満たして、レンズをつけて終了です。朝、装用する前にもう一度すすいでから再度使います。

メリット

MPS最大のメリットは、洗浄から消毒までを1本で簡単に行えることです。用意するものは、洗浄液とレンズのケースのみ。旅行に行った際などにも簡単に洗浄ができるため、非常に便利です。また、レンズに及ぼす影響も比較的少なく、目への刺激も少ないと言われています。

デメリット

洗浄が簡単で目やレンズに優しいMPSですが、他の洗浄液と比べて、消毒の強さがそれほど強くありません。とはいえ、こすり洗いをすることで十分な洗浄力を発揮することができます。また、レンズのケースなどの管理を怠ってしまうと、レンズのケースから雑菌がレンズに付着してしまいます。レンズケースは必ず毎日レンズを取り出した後に水道水でしっかり洗い、風通しのよいところで乾かしましょう。

過酸化水素

洗浄力と消毒力の強い。過酸化水素を成分に使った洗浄液です。MPSとの違いは、中和が必要になるという点です。まずレンズを外したら、洗浄液で満たしたケースの中にレンズを入れます。その後、中和剤を入れ、一定時間経過すれば、消毒も中和も終わっているので使うことが可能です。

中和の方法は、液剤を使うタイプ、錠剤を使うタイプ、白金ディスクを使うタイプの3種類です。液剤を使うタイプは、一度中の液を捨てて中和剤の液を入れる必要があり、少し手間です。しかし、白金ディスクと錠剤を使うタイプでは、消毒液と中和剤を一緒に入れておくことができます。

メリット

メリットは、洗浄力・消毒力が非常に強いことです。そのため、こすり洗いが必要ありません。外してそのまま過酸化水素の液の中に入れれば洗浄ができるため、手軽です。

デメリット

デメリットは、中和が必要になる点です。洗浄力が強いため、目にとっては刺激が大きく、液がついたまま目につけてしまうと痛みなどが出てしまいます。中和が完全ではない時にレンズをつけてしまうことも、目にとっては大きな負担になるので気をつけましょう。

ヨード製剤

ヨード製剤は、「ポピドンヨード製剤」と呼ばれることもあります。過酸化水素よりも消毒効果が高いと言われています。要素を使用しているため、洗浄液の色が鮮やかなオレンジ色をしているのが大きな特徴です。

メリット

ヨード製剤のメリットは、中和は終わったら液が透明になることです。本来、ヨード液はオレンジ色をしています。しかし、中和が終わると無色透明の液体に変わります。中和が終わったかを一目で見分けることができるため、とても便利です。

デメリット

ヨード製剤は、ヨウ素にアレルギーを持っていると、使うことができません。また、甲状腺機能にトラブルを抱えている方は使うことができないので注意しましょう。また、洗浄力が強いため、中和が必要になります。

洗浄液の選び方

上記で紹介した洗浄液を選ぶ時のポイントは、以下の4つです。
・洗浄方法
・消毒時間
・レンズの相性
・タンパク質除去

洗浄方法

上記でも紹介しましたが、洗浄液の種類によって洗浄の方法が異なります。どれが自分にとって一番負担ではないかを考えてください。洗浄を負担に感じてしまうと、怠ってしまうようになり、きちんと洗浄ができず、目のトラブルに発展する危険性があります。

消毒時間

洗浄液に種類によって、液に浸しておく時間が異なります。一般的には6時間以上消毒のために放置することが求められますが、消毒力が強いとより短い時間で済む場合も。消毒はレンズを清潔に使うためには必要不可欠です。洗浄液に記載されている放置時間を見て、その時間を確保できるかどうか考えてみてください。

レンズとの相性

使うレンズと洗浄液の相性が合わない場合もあります。例えば、カラーコンタクトレンズは洗浄液が強すぎると色素が落ちてしまい、使うことができなくなってしまうことも。2weekタイプを購入する際に、どの洗浄液が良いのか、眼科医や販売員に確認すると安心です。

タンパク質除去

タンパク質は、涙に含まれる成分で、レンズの汚れの一因です。タンパク質汚れは落としにくいですが、放置してしまうとレンズの曇りやトラブルを引き起こす場合があります。こすり洗いは、タンパク質を除去するのに効果的です。また、洗浄液の中には、タンパク質除去の効果のあるものも販売されています。タンパク質の除去に効果があるかどうかに着目することも大切です。

レンズアップルで取り扱っている人気の商品

では、レンズアップルで取り扱っているMPS、過酸化水素、ヨード製剤の洗浄液をそれぞれ紹介します。

【MPS】レニューフレッシュ

レニューフレッシュ ツインパック(355ml × 2本)

1,323円 (税込・参考価格)

レニューフレッシュは、ボシュロムから販売されているMPSタイプの洗浄液です。高い消毒効果かつ角膜細胞に影響が少ない「ダイメッド」と呼ばれる成分を採用。レンズにくっついた微生物に採用して、効果的に消毒してくれます。また、タンパク質除去成分も配合しており、1本で消毒からタンパク質が可能です。

うるおい成分「ポロキサミン」が汚れを浮かせてレンズに涙を引き寄せるため、いつまでもうるおいたっぷりで、快適なつけ心地を得ることができます。

【過酸化水素】コンセプト ワンステップ

コンセプトワンステップ 300ml

1,099円 (税込・参考価格)

ジョンソンエンドジョンソンから販売されている洗浄液です。過酸化水素タイプなので、中和が必要です。特殊なコーティングがなされた同封の中和剤を使うことで、消毒液に一緒に入れても最初は溶け出さずに、十分な消毒時間を確保することが可能。中和が始まると液がピンク色に代わるため、中和を忘れずに済みます。

レンズにうるおいを与えてくれるだけでなく、防腐剤や界面活性剤が入っていないため、安心して使うことができます。

クリアデュー ハイドロ:ワンステップ 28日分

クリアデュー ハイドロ:ワンステップ 28日分

998円 (税込・参考価格)

株式会社オフテクスから販売されている、ヨード製剤タイプの洗浄液です。ウイルスや最近を約99.9%消毒することができる、高い消毒力を持っています。酵素の力ですっきりとレンズを洗浄、消毒してくれるので、すっきりとした使い心地です。

ケアを完了した後、レンズケースを開けない状態ではレンズを1週間保存することも可能。またうるおいを保つヒアルロン酸を配合しているため、うるおいも与えてくれます。

レンズアップルではこちらで紹介した以外の洗浄液も販売しています。こちらも併せて府ご覧ください。

レンズアップル ケア用品商品一覧

ライフスタイルやレンズに合った洗浄液を選ぼう

今回は、洗浄液の選び方について解説してきました。2weekタイプのコンタクトレンズを使う場合、レンズケアのための洗浄液は必要不可欠です。ライフスタイルやレンズとの相性を考えて、適切な洗浄液を選んでくださいね。

商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。