【コンタクトレンズをつけるなら必須!?】定期健診の必要性と流れについて
コンタクトレンズは、店頭やECサイトを利用して手軽に購入できるようになっています。このとき、目の定期検診を受けずに購入していた人も多いでしょう。目の健康を守ったり、自分にぴったりのコンタクトレンズを選んだりするためには定期検診の受診が必要不可欠です。この記事では、定期検診を受診したことがない人向けに定期検診の必要性と受診の流れをご紹介します。また、受診の頻度や気を付けるポイントも解説しています。
コンタクトレンズの定期検診が必要な3つの理由
コンタクトレンズの装用を検討しているのなら、必ず定期検診を受けましょう。
まずは、コンタクトレンズの定期検診が必要な理由を3つご紹介します。目の健康に関わるポイントですので、ぜひ参考にしてみてください。
理由①:度数の変化を把握できる
人間の目は、目の疲れや老化、乾燥などが原因で、視力が低下してしまいます。もちろん、コンタクトレンズを装用している場合も同様です。そして、中には「コンタクトレンズを装用しているけど、最近目が見えづらい」と感じている方もいるのではないでしょうか。
コンタクトレンズの定期検診を受診すれば、視力の低下について詳しく診てもらえます。視力はゆっくりと低下していくことから、自分では気が付きにくい問題です。視力矯正用のコンタクトレンズを着用しているのなら、正しい度数を把握するために、ぜひ定期検診を利用してください。
理由②:自覚しづらい目の病気を予防できる
人間の鼻や耳が病気に侵されるように、目も病気を患う場合があります。中でも有名なのが次のような病気です。
・コンタクトレンズ障害
・アレルギー性、ウイルス性結膜炎
・感染性眼内炎
・ドライアイ
目の病気は、じわじわと進行していくことから、自分では早期発見できないのが特徴です。しかし、視力低下や失明のリスクもあることから、早めに対策を講じる必要があります。人によっては、コンタクト装用にも影響し視力矯正ができなくなる場合もあるので、定期検診を受けて目の状態を継続的に知ることが大切です。
理由③:目に傷がついていないか確認できる
コンタクト装用時には、次のような理由で目に傷がついてしまうかもしれません。
・コンタクトレンズと網膜の隙間にゴミやホコリが入る
・コンタクトレンズが合わず炎症を起こす
・アレルギーで目がかゆくなり手でこすってしまう
目の表面を傷つけてしまうと、そこから細菌などが入り込み、病気や視力低下に影響する場合があります。また、傷などを放置した場合、コンタクトレンズを着用すると痛みを感じる場合もあるため注意が必要です。
そこで、今後も目の健康を維持したいのなら、目の傷などを確認してもらえる定期検診を利用しましょう。眼球の健康状態をプロの医師が確認してくれることはもちろん、コンタクトレンズが原因で目に炎症を起こしている場合には、最適なコンタクトレンズを提案してもらえます。
コンタクトレンズの定期検診の流れ
コンタクトレンズの定期検診を受けてみたいけど、どのように利用すればいいのか分からないとお悩みではないでしょうか。
そのような方に向けて、定期検診の流れを5STEPでご紹介します。検診の中で行われる一般的な検査内容も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
STEP①:眼科で受診する
まずは、定期検診を受ける病院を探しましょう。コンタクトレンズの定期検診は、眼科が対応しています。検診を受けられるお近くの眼科を探してください。
また、眼科によっては予約が可能なところも数多く見つかります。予約せずに訪問すると、長い待ち時間を過ごさなければならない場合もあるので、事前に予約したうえで眼科に足を運びましょう。
STEP②:涙量や眼底の検査
まずは、涙量の確認や、眼底の状況を診察するために、以下のような眼底検査機を用いた検査を行います。
涙量検査とは、目が乾燥したときに出てくる涙の量を確認する検査です。目に風を当て、うるおいを維持できているのか確認します。
一方、眼底検査とは、目の奥にある網膜や神経、血管などを観察する検査です。傷やゆがみなど、視力に影響する問題が起きていないか確認するために実施されます。
STEP③:視力検査
検査機器を用いた診察が終わると、視力検査を行います。日本における視力検査では「ランドルト環」と呼ばれる以下の視力表を用いるのが一般的です。医師の指し示すランドルト環の開いている向きを答え、視力を確認します。
STEP④:コンタクトレンズの検討・テスト装用
目の状態確認が終わると、検査した内容をもとに、コンタクトレンズを提案してもらえます。目の乾燥度合いやアレルギーなどに対応した製品も購入できるため、あなたに合ったコンタクトレンズが見つかるでしょう。
また、いくつか候補を決めた後はテスト装用して、コンタクトレンズを入れた状態の具合を確認するのが一般的です。装着時に違和感のないもの、疲れにくいものを選ぶことにより、自身に最適なコンタクトレンズを購入できます。
STEP⑤:ケア用品の決定
利用する眼科によっては、コンタクトレンズの長期利用を考慮して、ケア用品を提案してもらえます。洗浄液やコンタクトケースはもちろん、ほかにも目薬など目の健康状態を維持するアイテムが多数あるので、必要なものを買いそろえてください。
コンタクトレンズの定期検診を受診する頻度・内容
コンタクトレンズの定期検診は、目の健康を守るために大切なことです。では、どれくらいの頻度で受診したらいいのでしょうか。結論として、コンタクトレンズの定期検診は、3カ月に1回受診するのがおすすめです。
目の状態は日々変化しているうえに、花粉や黄砂、そのほか複数の原因で目は傷ついてしまいます。目が不健康な状態が続くと、あっという間に視力が低下し、今使っているコンタクトレンズやメガネが利用できなくなるかもしれません。
私たちの生活に欠かせない目を守るためにも、3カ月に1回を目安として、眼科を利用してみてはいかがでしょうか。
コンタクトレンズの定期検診で気を付けるポイント
コンタクトレンズの定期検診を受ける予定があるなら、こちらで紹介する2つのポイントにご注意ください。それぞれ柔軟な対応が必要です。気を付けるポイントを理解し、スムーズにコンタクトレンズの定期検診を受診しましょう。
コンタクトレンズが合わないと感じたら眼科に相談しよう
「眼科や販売店を利用してコンタクトレンズを購入したけど、目がごろつく、充血する」というような悩みをお持ちではないでしょうか。コンタクトレンズの定期検診は3カ月に1回程度が目安だとお伝えしましたが、目に異常を感じた場合にはすぐに眼科に相談しましょう。
コンタクトレンズは、長く利用し続けた後からアレルギーなどを発症するケースもあります。眼科で目の状態を確認し、何が原因なのか確認してもらいましょう。
提携先の眼科受診が必要な場合もある
コンタクトレンズは、専門の販売店で購入することが可能です。ただし販売店の多くでは、提携先の眼科を受診しなければコンタクトレンズを販売してもらえない場合があります。
コンタクトレンズの購入を検討しているのなら、検診を受ける前に販売店の購入条件や、提携先の眼科を聞いておきましょう。
コンタクトレンズを利用するなら定期検診を受診しよう
目の健康を維持しつつコンタクトレンズを装用したいなら、3カ月に1回程度、定期検診を受診しましょう。視力はもちろん、傷やアレルギーなどの状態をすぐに確認できます。
最近では、コンタクトレンズの販売店と眼科が提携し、検診が必須の場所も多い状況です。本記事で紹介した定期検診の流れを参考に、ぜひ定期検診を受け、自身に合ったコンタクトレンズを購入しましょう。
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