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コンタクトレンズをつけてお風呂に入れる?トラブルや対処法も解説

コンタクトレンズをつけてお風呂に入れる?トラブルや対処法も解説

コンタクトレンズを装用した際、そのままお風呂に入ってもいいのか気になっている人も多いでしょう。もしかすると、目に悪いのかもしれないと、不安な気持ちになる方も多いはずです。 そこでこの記事では、コンタクトレンズをつけてお風呂に入ることがNGなのか詳しく解説します。また、装用中の入浴に関するトラブルや対処法も紹介しているので、目の健康を守る対策として参考にしてみてください。

2023.08.28

コンタクトレンズをつけたままお風呂に入るのは危険

結論として、コンタクトレンズをつけたままお風呂に入るのは危険です。

中には、コンタクトレンズをつけたままお風呂に入ったことがある人も多いでしょう。しかし、特に問題なかったという人もいるはずです。ですが実際には、少しずつコンタクトレンズに影響が出ているとご存じでしょうか。なぜ、コンタクトレンズをつけたままお風呂に入るとダメなのか、よく起こるトラブルを4つご紹介します。

よくあるトラブル①:コンタクトレンズが変形する可能性あり

コンタクトレンズをつけたままお風呂に入ると、レンズの水分が抜けて変形する可能性があります。

お風呂は40℃程度と、湯気が立つほど高温であるため、水分を蒸発しやすい環境です。入浴時間が長くなるほど、コンタクトレンズの水分も抜けてしまい、最終的にはレンズの形状を維持できなくなり、凹凸ができるといった変形が生じてしまいます。

また、一度変形したコンタクトレンズは元に戻りません。保存液に入れて水分を与えても、変形したままですので、目を傷つける危険があると覚えておきましょう。

よくあるトラブル②:コンタクトレンズに雑菌がつく可能性あり

水気のある空間には雑菌が繁殖しやすいため、コンタクトレンズをつけたままお風呂に入ると、レンズに雑菌がつき、繁殖する可能性があります。

雑菌が付着した後にコンタクトレンズをつけたままだったり、ケアを怠ったりすると、知らぬ間にレンズ全体に繁殖してしまうのが特徴です。レンズを着用する眼球にも雑菌が入り込んで、角膜感染症を引き起こすリスクがあるので注意してください。

ちなみにお風呂に限らず、温泉やプール、海なども同じように雑菌がつきやすいので注意しなければならないと覚えておきましょう。

よくあるトラブル③:コンタクトレンズが目に張りつく可能性あり

お風呂の熱によってコンタクトレンズが乾燥すると、目の水分を吸って張り付いてしまう可能性があります。

張り付いたコンタクトレンズを外すのは難しく、無理に外そうとすると、角膜を傷つけてしまうかもしれません。また、コンタクトレンズが乾燥するとプラスチックのように硬くなってしまうため、眼球を切ったり、レンズ端部が刺さったりと、目のケガから病気・感染症につながるケースもあると覚えておきましょう。

よくあるトラブル④:コンタクトレンズが外れてしまう可能性あり

コンタクトレンズは乾燥によって目に張りつくだけではなく、逆に外れてしまうケースもあると覚えておきましょう。

入浴中にコンタクトレンズが外れてしまえば、探し出すのが困難であるほか、床やお湯に溜まった雑菌の付着リスクが高まります。気づかぬうちにコンタクトレンズが外れて排水溝に流れていくケースもよくあるため、コンタクトレンズをつけたままお風呂に入らないのがよいでしょう。

サウナでも同じトラブルが起きるので注意が必要

お風呂によるコンタクトレンズのトラブルは、自宅だけの問題ではありません。

例えば、休日や仕事終わりに行く温泉などにおいても同じことがいえます。また、お風呂よりも高温な環境である「サウナ」を利用すると、コンタクトレンズトラブルが起こりやすいと覚えておきましょう。

レンズの水分が急速に抜けてしまうため、変形や張りつくリスクが上昇します。また、サウナは人間の汗など、雑菌が繁殖しやすい環境ですので、指を目に触れてしまうと感染症を発症するかもしれません。

基本的に、温度が高い水場に長時間いるのならコンタクトレンズの装用を避けるべきです。温度によってコンタクトレンズが乾燥しやすくなるため、レンズを外してから入浴・サウナ利用を検討してください。

コンタクトレンズをつけたままお風呂に入ったら?入浴後の対処法2つ

誤ってコンタクトレンズをつけたままお風呂に入ってしまったとお悩みの方もいるでしょう。それなら、以下の方法で入浴後の対処を行ってください。

対処法①:コンタクトレンズを消毒する

入浴後は、コンタクトレンズ用の消毒液でケアしましょう。なぜなら、お風呂の水気を含んだコンタクトレンズに、雑菌が付着しているかもしれないからです。

特に1day、2week、1monthといった期間で利用できるソフトコンタクトレンズは、水分を吸収しやすいため、雑菌が付着する確率が高まります。消毒液に付けないとそのままレンズ全体に雑菌が広がる恐れもあるので、専用ケースで消毒を行ってください。

また、消毒に利用する保存ケースは、キャップまでしっかりと清潔に保ちましょう。消毒液についても毎回入れ替えるようにしてください。

対処法②:コンタクトレンズを交換する

入浴後、コンタクトレンズをつける際に違和感があるのなら、すぐにコンタクトレンズを交換しましょう。

もしかすると、コンタクトレンズが変形してつけにくくなっているのかもしれません。そのまま装用し続けると目がダメージを受けてしまうので、早めに交換することをおすすめします。また、雑菌が目に付着すると、充血や痛みがあるかもしれません。いつもと目の状態が異なると感じたら、コンタクトレンズが原因だと疑ってください。

しかし、人によっては「コンタクトレンズの費用がもったいないから」と、無理に使い続ける人もいるでしょう。それなら、2weekや1monthのコンタクトレンズを使うのではなく、1dayコンタクトレンズを使うのがおすすめです。その日のうちに処分できることから、変形などの違和感があったとしてもすぐに処分できます。

メガネがおすすめ|お風呂に入るなら事前にコンタクトレンズを外そう

風呂に入ることによって、コンタクトレンズが変形・乾燥することを避けたいのなら、事前にコンタクトレンズを外して入浴するのがおすすめです。しかし、入浴中に目が見えにくくなることに対し、不安を感じる人もいるでしょう。それならぜひ、入浴中に使用できるメガネを準備してください。

メガネなら、変形・乾燥に悩まされることなく着用できます。最近では、レンズの曇り止め対策が施されたメガネや、曇り止めグッズも販売されているため、湯気を気にせず着用できるのが魅力です。

また、コンタクトレンズには装用時間が決められているため、普段からコンタクトレンズとメガネを併用している人も大勢います。もしメガネをお持ちでない方は、この機会に購入を検討してみてはいかがでしょうか。

コンタクトレンズをつけてお風呂に入るのはNG!メガネを併用しよう

湿気が多く高温であるお風呂という環境では、コンタクトレンズが乾燥し、変形するリスクがあります。コンタクトレンズが変形すると眼球を傷つけてしまうほか、雑菌が繁殖して角膜感染症が起こるかもしれません。

入力によるリスクを避けたいなら、まずはお風呂の際にコンタクトレンズを外すことが大切です。また、入浴中の視界の悪さに不安があるのなら、メガネを使用する方法もあります。

目の健康を守るため、この機会にコンタクトレンズをつけたままお風呂に入る習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

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