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プールに入るときにコンタクトレンズはつけたまま入っていいの?

プールに入るときにコンタクトレンズはつけたまま入っていいの?

健康のためにプールでスイミングを習っている方や温浴施設でプールに入っている方、夏休みにお友達やお子さんと一緒にプールで遊ぶという方も多いのではないでしょうか。この記事では、コンタクトレンズをつけたままプールに入っても大丈夫なのか、起こりうるトラブルは何なのかについて解説していきます。また、プールに入る際の対処法についてもご紹介するので、是非参考にしてください。

2023.11.15

「プールの水に顔をずっとつけているわけでもないし、コンタクトレンズはつけたままで問題ないよね?」
「ゴーグルをつけているから、コンタクトレンズは外さなくて大丈夫だよね?」
「プールの水は塩素で消毒されているから水はきれいだし、コンタクトレンズをつけたまま潜っても大丈夫でしょ?」
と思って、コンタクトレンズをつけたままプールに入っていませんか?

では、そのままプールに入るとどのようなことが起こる可能性があるのでしょうか?

コンタクトレンズをつけたままプールに入っても大丈夫なの?

結論、コンタクトレンズをつけたままプールに入るのは、目の健康のために止めた方が良いでしょう。

プールの水は塩素で消毒されています。しかし、いくら塩素で消毒をしていてもプールはたくさんの人が利用することもあり、水中の細菌や病原菌がすべていなくなっているというわけではないのです。

また、プールの消毒に使っている塩素自体もコンタクトレンズに良いものとは言えません。
消毒に使っている塩素やプール内にいる雑菌がコンタクトレンズに付着すると、目やコンタクトレンズに問題が生じる可能性があります。

ゴーグルをつけていたとしても同様で、ゴーグルの間からプールの水が入ってきたり、ゴーグルが意図せず外れてしまったりすることもあります。ゴーグルでは完全に目を守れるわけではないことを理解しておきましょう。

では、コンタクトレンズをつけたままプールに入るとどのようなリスクがあるのか、具体的に見てみましょう。

コンタクトレンズをつけたままプールに入るとどのようなことが起こる可能性がある?

コンタクトレンズをつけたままプールに入ると、以下のようなトラブルが起こる可能性があります。

コンタクトレンズが外れて目が傷つく

プールで泳ぐときは、水中で目を開けて泳ぐ方が多いでしょう。その際、目の中にプールの水が入ってきてしまいますよね。

起こりうることとして、レンズと目の間にプールの水が入り込み、コンタクトレンズが浮いてしまう状態が考えられます。
そうすると、コンタクトレンズが意図せずズレたり外れてしまったりする可能性が高くなるのです。

このように、プールの水の影響でコンタクトレンズがズレたり外れたりしたときに、目を傷付けてしまう可能性があります。

また、外れたコンタクトレンズを水中で探し出すのはほぼ不可能と言われています。
代わりのコンタクトレンズを持ち歩いていない場合は、視界が悪い状態のままその日を過ごさないといけなくなってしまいますよね。そのような事態を避けるためにも、コンタクトレンズは外しておきましょう。

コンタクトレンズが変形してしまう

コンタクトレンズをつけたままプールに入ってしまうことで、コンタクトレンズが変形する可能性があります。
ではなぜこのようなことが起こる可能性があるのでしょうか?
それには浸透圧が関係しています。

浸透圧を簡単に説明すると、濃度の異なる2つの液体があるときに、濃度の低い方から高い方へ液体が移動するためにかかる圧力のことです。

そもそもコンタクトレンズは、目への負担を軽減するために目を覆う涙と同じ浸透圧で設計されています。
コンタクトレンズをつけたままプールに入ると、プールの水と目につけたコンタクトレンズが接触することになるのです。

この時、プールの水の浸透圧とコンタクトレンズ自体の浸透圧に差が生じることになり、浸透圧の低い方から高い方へ水分子の移動が発生します。その結果、コンタクトレンズが変形したり膨張したりすることになり、目を傷つける原因となります。

万が一、2ウィークや1monthのコンタクトレンズを装用してプールに入ってしまい、コンタクトレンズが変形や膨張をした場合は、使用期間が残っていたとしても再度の装用は避け、必ず新しいコンタクトレンズを装用するようにしてください。

感染症にかかる可能性がある

コンタクトレンズをつけたままプールに入ると、感染症にかかる可能性があります。
プールの水は塩素で消毒されていますが、消毒をしているからといってプール中の雑菌がすべていなくなっている、ということではありません。

また、コンタクトレンズはもともとの機能上、吸水率が高いためプール中の塩素や雑菌を引き寄せてしまう性質があります。
塩素を吸収したコンタクトレンズを使い続けると、角膜が炎症を起こすことがあるのです。また、雑菌が付着したコンタクトレンズを使用することは、目の感染症にかかる可能性を高めてしまいます。

感染症が悪化すると、視力の低下や失明につながることもありますので非常に危険と言われています。

プールに入るときはどうしたらいいの?

では、普段の生活でコンタクトレンズをつけている人がプールに入るときは、どうしたら良いのでしょうか?

コンタクトレンズをつけないと視力が悪くて周りが見えない、、、だけどプールには入りたい、、、

みなさんは度付きのスイミングゴーグルがあるのをご存じでしょうか?

度付きのスイミングゴーグルを使用すれば、コンタクトレンズをしなくても視力は確保できます。その上コンタクトレンズのように外れたり、変形したりすることもないので安心です。
度付きのスイミングゴーグルは、スポーツ用品店や眼鏡販売店、またネット通販でも購入が可能ですので是非探してみてはいかがでしょうか。

どうしてもコンタクトレンズをしないといけない場合は、ワンデータイプのコンタクトレンズを装用したうえで、ゴーグルもつけるようにしましょう。
また、プールから上がった後はすぐにコンタクトレンズを外して目を洗ってください。しばらくの間は新たなコンタクトレンズをつけず目を休めましょう。

理由としては、プール中の塩素や雑菌が付着したコンタクトレンズを装用し続けていると、様々なリスクが伴うためです。しばらくコンタクトをつけないことでリスクが軽減されるのと、裸眼の方が涙による自浄作用が働き、目に入った雑菌などを涙で流すことができるためです。

ただし、先ほども述べたようにコンタクトレンズをつけてプールに入ることは、様々なトラブルの原因となる可能性がありますのでおすすめはできません。

おわりに

今回は「プールに入るとき、コンタクトレンズはつけたまま入っていいの?」という内容をご紹介させていただきました。

コンタクトレンズをつけたままプールに入ると、コンタクトレンズが外れることで目を傷付けてしまったり、塩素や雑菌が影響し感染症にかかる可能性があったりするなどの様々なリスクがあるということをご理解いただけたでしょうか。

もしコンタクトレンズをつけたままプールに入ってしまい、目のかゆみや痛み、目の充血がある場合は速やかに眼科を受診するようにしてください。

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