初めてのコンタクトレンズを購入する前に!眼科から購入までの流れをご説明します!
メガネのように曇ったりずれたりする心配がなく便利なことから、コンタクトレンズに変える方も少なくありません。しかし、コンタクトデビューの際にはわからないことが多く、不安な方もいるでしょう。今回は、初めてコンタクトレンズを購入する際の手順や必要なもの、注意点をまとめていますので、ぜひご覧ください!
初めてのコンタクトレンズはどこで購入できる?
①コンタクトレンズ取扱店舗
初めてコンタクトレンズを購入する際は、眼科で検査をしたその足でコンタクトレンズ取扱店舗に行き、購入するのがおすすめです。眼科の近くには、コンタクトレンズ取扱店舗があることが多いです。
理由は、コンタクトレンズはペースメーカーなどと同じ「高度管理医療機器」に分類されており、初めてコンタクトレンズを購入する場合は、眼科検査の受診が必要だからです。眼科で検査をする前に、コンタクトレンズ取扱店舗が眼科の近くにあるか確認することをおすすめします。
また、眼鏡専門店などでコンタクトレンズを一緒に扱っていることも少なくありません。店舗によっては独自のセールやクーポンなどを配布していることも多く、よりお得にコンタクトレンズを購入できる点がメリットといえます。
しかし、眼鏡専門店でも初めての購入時には「処方箋」が必要です。コストや普段のライフスタイルなどに応じて、どのコンタクトレンズ取扱店舗で購入するか選択してみてください。
②インターネット通販
インターネット通販でもコンタクトレンズを購入できます。処方箋に書かれた度数や瞳の状態などの情報を入力して、自分で自由にコンタクトレンズを選べます。眼科や専門店とは違い、実際にお店を訪れなくても購入できる点がメリットです。
しかしその反面、各レンズの特徴や装着などで困ったときに直接質問ができない点は注意してください。様々な種類から選びたい方はもちろん、「店舗の場所が遠くて来店が大変」という方におすすめです。
初めてコンタクトレンズを購入する際に必要なものは?
①健康保険証
初めてのコンタクトレンズ購入時に必要な処方箋を作成してもらうには、健康保険証が必要となります。コンタクトレンズの処方は保険が適用され、検査時の費用が抑えられるため、診察時には持参することをおすすめします。また、コンタクトレンズ購入後も定期検査や処方箋の期限が切れた際に必要です。
②処方箋
初めてコンタクトレンズを店舗で購入する際に処方箋は必須です。眼科で検査・診察した内容を元に、ベースカーブや度数が決定され記載されています。お店での購入時にはこの処方箋を元に販売されるので、欲しいレンズが複数種類ある場合はその数だけ処方箋を発行してもらいましょう。
また、通販サイトによっては処方箋なしでコンタクトレンズを購入することが可能です。しかし、眼科医の処方に沿っていないコンタクトレンズの使用や、装用期間·使用期間を守らない長時間の装用は眼障害の要因となります。通販サイトでコンタクトレンズを購入する際も、事前に眼科医の診察を受けることをおすすめします。
③検査・レンズ購入費用
眼科での検査費用と、レンズ購入費用の用意が必要です。コンタクトレンズの購入時には、大きく分けて診察代とコンタクトレンズ購入費用の2つの料金が必要となります。眼科によって検査内容や手順は少しずつ違いますが、診察代は保険適用で初診1000~1500円程度が目安です。
コンタクトレンズ購入費用は欲しいレンズの種類や購入場所、クーポン利用などによって大きく違ってくるため、あらかじめいくらかかるかを相談しておくことが大切です。
初めてのコンタクトレンズを購入する方法は?
手順①問診
まず眼科にて配布される問診票に記入をしていきます。問診票の内容は、コンタクトレンズを使う理由や現在の目の状態などに関する質問が主です。診察や検査の参考にされることもあるため、正しく記入してください。
手順②診察・視力検査
次に「診察・視力検査」を行います。診察では目の健康状態やコンタクトレンズの装用に問題がないかなどをチェックします。視力検査では専用機器で近視・遠視・乱視の有無を測定し個人のライフスタイルや視力に合わせた細かい度数調整が行われます。見え方の好みや必要な視力がある場合は検査員にしっかり伝えましょう。
手順③テスト装着・説明
次に行うのが「テスト装用・説明」です。眼科にあるトライアルレンズを装着し、実際の見え方をチェックします。自分に合った度数のレンズが見つかったら、装用上の説明に移ります。説明の内容はコンタクトレンズの装着方法や管理、ケアに関するアドバイスなどが中心です。
コンタクトレンズは間違った使い方をすると目を傷つけたり、視力を低下させる原因にもなります。そのため、眼科医の処方にしたがって装用してください。わからないことがあったらこのときに質問しておくことが大切です。説明の後に発行される処方箋は、今後コンタクトレンズを購入する際に必要となるため、しっかりと管理してください。
手順④商品の購入
最後に「商品の購入」を行います。眼科で購入する場合は、問診時の要望や検査結果に合ったレンズを購入することができます。専門店や通販で買う場合は、発行された処方箋の情報に合ったコンタクトレンズを購入することになります。
初めてコンタクトレンズを購入する際にかかる時間や値段は?
診察から購入までは2時間程度かかる
コンタクトレンズデビューをするときには、問診・診察・説明・購入という様々な工程が必要です。そのため、一般的な所要時間は1時間程度です。目に異常がある場合や、コンタクトレンズを装用する際に注意が必要になる場合には、さらに時間がかかることもあります。
すでに眼科検査を済ませ、処方箋を発行してもらっている場合には、購入まで約20分程度と短くなる傾向にあります。落ち着いて説明を受けたり、質問したりできるように、できるだけ時間に余裕があるときに購入することをおすすめします。
最初のレンズ購入の費用は6000~1万円
眼科での検査からコンタクトレンズの購入までにかかる費用は、平均で6000~1万円程度とされています。実際の初期費用は病院や購入するレンズの種類によって異なるため、事前にしっかりチェックしておきましょう。
またコンタクトレンズの値段は、ハードやソフトなどの特徴だけでなく、交換期間の長さによっても少しずつ変化します。また専門店の場合は、最初の購入時に割引がされることもあります。以下の表では、レンズの種類別の値段をまとめていますので、ぜひこちらを参考にしてみてください。
- ソフトタイプ(1枚)…5000円~
- ハードタイプ(1枚)…8000円~
- 1day(1箱30枚1か月あたり)…2000円~
- 2week(1箱6枚3か月あたり)…2000円~
- 1month(1箱3枚3か月あたり)2500円~
- 乱視用・遠近両用…3000円~
初めてのコンタクトレンズに慣れるまでの装着時間・使い方は?
慣れるまでの時間は2週間程度
一般的に、コンタクトレンズに慣れるまでには時間がかかる場合があります。初めてコンタクトレンズを購入する際には「着脱や装用感に慣れるまで不安に感じる」という方も少なくありません。
コンタクトレンズはメガネと違いレンズを直接眼球にのせて使うため違和感が出やすいのです。この違和感が消えるまでにソフトタイプでは1週間、ハードタイプでは2~3週間ほどかかることがあるといわれています。
もし2週間程度様子を見て違和感があったり、装用時に不快感がある場合には、一度眼科で診察を受けてください。その際、使っていたコンタクトレンズを持参することをおすすめします。
初日から長時間の装用は避けること
まだコンタクトレンズに慣れていない使い始めから、いきなり長時間装用すると強い違和感を覚えたり充血したりすることがあります。そのため初日は特に、装用時間を短めに設定することが大切です。1週間程度かけて少しずつ時間を延ばし、目に慣らしていきましょう。
またコンタクトレンズを終日装用する予定の場合は、目がコンタクトレンズに慣れてきた頃に、再度検査を受けておくことをおすすめします。コンタクトレンズ装用後の瞳の状態を適度にチェックしておくことで、今後続けて装用できるかどうかを判断しやすくなります。
初めてのコンタクトレンズを選ぶ際のポイントは?
①レンズの種類
WAVE
WAVEワンデー UV エアスリム plus
3,100円 (税込・参考価格)
コンタクトレンズには、大きく分けてソフトタイプとハードタイプの2種類が存在しています。レンズの種類によって、構造や特徴が違っているため、それぞれの特徴をよく理解したうえで選ぶことで、より自分にとって使いやすいコンタクトレンズを見つけやすくなります。
ソフトタイプは言葉の通り、柔らかい素材をベースとしたレンズです。薄く柔らかく違和感が少ないことから初めてコンタクトレンズを使う方や激しいスポーツなどをする方にもおすすめです。しかしソフトレンズの特性上汚れが付着しやすいことから装用後には丁寧なケアが必要とされています。
「ハードタイプ」は硬く、酸素透過性に非常に優れた素材で作られており、装用時の目に負担を軽減できるとされています。レンズの1枚の寿命は2~3年と長く経済的にもやや使い捨てソフトレンズより優れていますが、その硬さゆえに初めての方はかなり違和感を感じやすくなっています。装用環境やコスト面、目の健康を考えたレンズ選びなど目的に応じたレンズ選びがポイントです。
②普段のライフスタイル
ジョンソン&ジョンソン
ワンデーアキュビューディファインモイスト ヴィヴィッドスタイル 10枚入り
ライフスタイルに合わせてコンタクトレンズを選ぶことは重要です。同じコンタクトれレンズでも環境や用途によっては使いにくさを感じることがあります。例えば1日中パソコンやスマホを見る人は瞬きの回数が減りドライアイ、かすみ目などを引き起こしやすくなり、屋外でのスポーツや仕事が多い人は花粉・砂埃などの汚れがつきやすく、長時間装用する人は酸素不足になりやすくなる、というように生じる不具合は様々です。
そのため乾燥に強いレンズ、汚れが付きにくいレンズ、酸素透過性が高いレンズなどライフスタイルに応じたレンズ選びが重要です。
③視力の状態
ジョンソン&ジョンソン
アキュビューオアシス
2,940円 (税込・参考価格)
視力の状態を把握することは、コンタクトレンズを選ぶ上で大切です。コンタクトレンズで視力を矯正する場合、自分の目が近視なのか、遠視なのかまたは乱視なのかといったことを知る必要があります。コンタクトレンズの種類には近視用、遠視用、乱視用、遠近両用など多岐にわたり豊富な種類が取り揃えられています。
その中でもさらに1day、2weekなどのように装用頻度やコストに応じて選ぶことも可能です。視力の状態は眼科で簡単にチェックすることができるので定期的な視力検査を受けることをおすすめします。
初めてコンタクトレンズを使う際の注意点は?
①レンズは毎日ケアをする
レンズを毎日ケアし、装用期間を守ることは重要です。装用後のコンタクトレンズは一見きれいに見えますが、ゴミやメイク汚れなどが付着しています。汚れが付いたレンズをそのまま使っていると、目を傷つけたりすることもあるため、眼科医や説明書の指示をしっかり守るようにしてください。
レンズが2weekタイプや1monthタイプの場合には、装用後のコンタクトレンズを正しい方法で洗浄・消毒・保存をする必要があります。また1dayタイプは1日装用したら直ちに廃棄して下さい。一時保存をすることも再利用することもできません。
②装着したまま眠らない
コンタクトレンズを装着したまま眠ってしまうと、過度な酸素不足状態に陥ったり、レンズが目に張り付いたりすることがあります。場合によっては、角膜を傷付けてしまう可能性もあるため、必ず外してから睡眠をとるようにしてください。
初めてのコンタクトレンズを実際に購入してみよう!
一見購入方法が複雑に感じるコンタクトレンズですが、実はメガネと同様に、正しい手順を踏めば簡単に購入することが可能です。「初めてのコンタクトレンズで不安…」という方は、ぜひ今回ご紹介した購入方法や流れを参考にしながら、コンタクトレンズデビューをしてみましょう!
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